防災グッズを準備したくても、何を準備してよいかがわからない。
今後、南海トラフ沖地震や首都直下地震の起こる確率が高まるなか、実際に地震が発生した際、慌てないように準備しておきたい。
このようなお悩みをお抱えの皆さま必見です。
災害発生時に、災害ボランティアや福祉施設職員の支援を実際に行っている筆者が、備えておくべきグッズをご紹介します。
頻発する自然災害
日本は四季があり、自然豊かな山地に恵まれている一方、台風、地震、集中豪雨がよく起こる国であります。
特に、近年は国内の至るところで自然災害が発生しています。
2019年10月の台風15号や台風19号での被害が記憶にあたらしく、河川の氾濫や土砂災害、津波などに見舞われやすい地形となっています。
台風15号等において、河川の氾濫は免れたが、あと数メートルまでのところまで上昇したなど、「大雨洪水警報や避難勧告が、自分ごとになった」という方も多いのではないでしょうか。
そんな状況下で命を守るために、防災対策として買っておきたいグッズを紹介します。
早めに買い揃えて、少しだけ安心してみませんか。
災害を防ぐグッズは存在しない??
厳密に言えば「防災グッズ」というものは存在しません。
災害は、グッズをそろえる程度では防げないことを知り、準備をいただければと思います。
災害においては、情報をしっかりとキャッチし、迅速に行動するマインドが大切です。
現在は、どこの自治体も連携して災害対策を行い、協定を結んでおり、インフラが停止するような大災害が発生しても、数日内に救援物資が届くことは、間違いないと考えます。
そのため、慌てずに冷静に行動することが大切です。
揃える防災グッズの優先順位は?
- 実際に生命の危機に陥るリスクを軽減するもの
- お住まいの自宅が危機に直面した場合に避難を手助けするもの
- 避難所生活が長期化した場合、健康を維持するために必要なもの
- より避難生活を快適に、便利に過ごせるようにするもの
避難のフェーズを理解しよう
一次避難
災害や緊急事態に遭遇したら1秒でも早く安全に避難することが必要です。
外出時は、近くの大きな公園や高台などの「避難できる場所」に逃げましょう。
そして、持ち出すものは1日生き延びるのに必要なものだけにしましょう。
二次避難用
一時避難で身の安全が確保できて、十分な安全が確認できたら二次避難に移ります。
大地震が発生した地域では自宅が安全だと思っても、余震で倒壊した例もあるので次に「避難所」に移動した方が安全です。
避難所には最低限の防災用品しか用意されていません。なので、二次避難用の防災グッズとして、避難所で数日間、快適に過ごすための備蓄品を用意しましょう。
リュックに収まるくらいが適量です。
自宅避難
自宅で生活するための安全性が確認できたら、自宅避難に移ります。
避難所での集団生活より自宅で過ごすほうが、トイレや着替えなどのプライバシーも確保できるので、同じ不便な生活でも安心できます。
自給自足できるグッズを自宅や車にストックしておきましょう。
スーパーやコンビニといった「販売店」と、電気やガスなどの「インフラ」が元に戻るまでに生活を送ることが目的です。
1週間弱の保存水や非常食、カセットコンロ等を用意しましょう。
防災バッグを準備しよう
市販の非常袋(非常用持ち出し袋)に必要となるグッズを入れて、オリジナルの防災バッグを用意しましょう。
大規模な地震災害が発生してライフラインが止まった場合、公的な支援が行き渡るまでに、家族の生命・健康を維持するためには、何を準備しなければいけないのか。
以下、具体的にリストアップしていきます。
飲料水
1人1日3リットルが目安です。
家族3人で2リットルペットボトル12本~18本(飲用のみで3~4日分)用意しておくと良いです。
非常食
保存期間が長く、火を通さないでも食べられる食品です。
レトルト食品、インスタント食品、クラッカー、缶詰など安価な日用品をストックして古いものから消費していくことで、無駄にしないで済むのでおすすめです。
非常食については、保存可能期間2年~5年のものが理想的です。
今は、各メーカーのご尽力により、おいしい保存食が多数出されています。
ちなみに筆者Yosshyは、 尾西食品株式会社さんの五目ごはんがおすすめです。
医薬品
常備薬、三角巾、包帯、ガーゼ、脱脂、ばんそうこう、はさみ、ピンセット、消毒薬、整腸剤、持病のある方はその病気のための薬など
薬は、薬名などを書いたリストも合わせて準備しておくと良いです。
衣類
重ね着のできる衣類、防寒具、毛布、下着類、靴下、軍手、雨具、カイロなど
停電時用
懐中電灯、ろうそく、マッチ、携帯ラジオ、予備の電池。
携帯ラジオは手巻きの充電式が便利であり、最近のものは携帯も充電できます。
避難所への持ち込み用グッズ
着替え、毛布、布団、寝袋、タオル、ティッシュ、ウエットティッシュ、ビニール袋、生理用品、筆記具(油性)、食器類、スプーンなど
緊急時の避難・救助用
笛、コンパス、ナイフ、ロープ、懐中電灯、シャベル、バール、ノコギリ、ハンマー等の工具など
貴重品
現金(硬貨)、身分証明書、預貯金通帳、印鑑、権利書、各種カード、保険証など 。
長期避難用アウトドアグッズ(キャンプ用品で可)
燃料、卓上コンロ、ガスボンベ(予備ガスは多めに用意)、固形燃料、調理用具、寝袋、洗面用具、トイレットペーパー、古新聞紙、バケツ、ラップ、ビニールシート 断水に備えて携帯用トイレ・簡易トイレ(マンション住民は必須)、紙袋、ビニール袋、布袋(所持品整理用)など
役に立つ日用品
布粘着テープ(油性マジックを使ってメモに使用したり、ガラスの破片を取るときに利用できる)、ラップ(水不足の時に食器に使用、保存など多用途に使える)、梱包用ひも、風呂敷、ダンボール
お子さんや高齢者のいる家庭のプラスα
オムツ、おしりふき(体拭きにも使用可)、抱っこ紐、レジ袋、着替え、赤ちゃんの靴(歩ける場合)、ミルクや哺乳瓶など授乳用品、離乳食(離乳食期の場合)、離乳食用のスプーン、おもちゃ・絵本、授乳ライト、バスタオル、防災頭巾・ヘルメット
おすすめグッズ
ご紹介したグッズを一つの店舗で準備することは簡単ではなく、
また、時間もかかるため、防災グッズをスタータキッドを購入することをおすすめします。
筆者Yosshyがおすすめするグッズは、
ディフェンドフューチャ(Defend Future)のおすすめポイント
ディフェンドフューチャー(Defend Future)は、防災士が被災者の声から作った災害後3日間を生き抜く事を念頭においた防災セットであり、細かい防災グッズが沢山入っていることが特徴です。
そして、グッズ数は多いですが、小さいグッズが多いため、重さがかなり軽いです。歯ブラシやホイッスル、ロープなど、色々と揃っています。
しかし、軽さを重視していることもあり、ダイナモやモバイルバッテリー等、重量系の防災グッズは入っていません。
1人用セットだと12,800円、2人用セットだと19,800円です(税込み価格)。2人用セットの方がお得です。
防災グッズについては、必ず家族の人数分を確保してください。
Defend Futureのセット内容
「30種類以上」もの防災グッズが入っています!他の商品より細かい物品が多いため100均等で個別に買わなくて済みます。しかしながら、保存水の保管期限がやや短いです。
1.防災リュック/2.ダイナモラジオライト/3.5年保存水500ml×8本/4.アルファ米6つ/5.レトルトカレー(加熱しないで美味しく食べられるレトルトカレー)2つ/6.パワーブースト羊羹(パラチノース配合の災害時に糖分を摂取しやすいようかん)/7.ラップ2つ/8.ウォータータンク2つ/9.エアーマット2つ/10.紙皿2つ…
まとめ
災害はいつ発生するか、またどのような災害となるかがわかりません。
そのため、いざというときに、すこしでも安心して迅速に行動ができるよう、防災グッズの準備を平時より行っていくことが必要です。
「備えあれば憂いなし」
ご自宅の防災力を一つあげてみませんか。