・「上手に文章をまとめることができない」
・「文章を書くことに時間がかかる」
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Yosshy
- 文章をうまく書きたい方
- 短時間で文章を作成したい方
- 劇的に良くなる表現力
- 文章を書く10のコツ
どのような文章が、良い文章でしょうか。
「起承転結がある」
「すらすら読める」
実は「良い文章」と言われる文章にはいくつかの共通点があります。
この「良い文章」を理解することで、自分の文章の問題点や文章のクセを見つけることが可能です。
自分の文章の問題点などを改善できれば、あなたの文章は確実によくなるでしょう。
「良い文章」に共通する3つの要素
文章といっても、ブログ記事やSNS、ビジネス文書、雑誌・書籍など、文章を書く場面はいろいろあります。
そして、それぞれの場面や目的によって書き方は変わります。
しかし、どんなケースにおいても、良い文章には共通する3つの要素が含まれています。
- 読みやすい:途中でつまずかず流れるように読み進められる
- 分かりやすい:一度読んだだけで内容がスッと頭に入る
- 信頼を持てる:曖昧なところがなく納得感がある
言い換えると、「ストレスなく読める」「理解しやすい」「信頼感がある」文章ということです。
この3つの要素を満たすコツを身につければ、文章はグッと良くなります。
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文章を書くうえで必要な3つのステップ
以下の3つのステップをふまえることで、見違えるほど文章は良くなってきます。
Yosshy
まだ、「STEP.1:文章全体の構成をつくる」を読まれていない方は、先に読まれることをオススメします。
表現力を磨く
文章力を支える基本スキルは、一文(1センテンス)の表現力です。
表現力というと、比喩や形容詞を用いて、感情的、情熱的に書くようなイメージを持ちますが、そうではありません。
ここでいう表現力とは、「読みやすく」「分かりやすく」「正確に書く」ということです。
ここでは、文章の上手い人が身につけている「表現力が劇的に良くなる10のコツ」を紹介していきます。
- 一文を短く
- 読点を正しくうつ
- 主語と述語は近づける
- 主語と述語のねじれに注意
- 修飾語と被修飾語を近づける
- 必要な主語を省略しない
- まわりくどい表現をしない
- 曖昧な表現をさける
- 変化のある語尾にする
- 接続詞は多用しない
1.一文を短く
一文が長い文章は、率直に読んでて疲れます。
なにより、読者の混乱を招き、「結局何が言いたいのか分からない」という状態になります。
一文が長くなる要因は、接続助詞を頻繁に使っていることです。
一文の文字数の目安は、60字以内です。
「~ですが、~なので、~し、」などを使い長くなっているときは、句点「。」で文を区切るようにしましょう。
2.読点を正しくうつ
実は、読点「、」を打つ場所には、基本ルールがあります。
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的確に打てるためには、以下のポイントをマスターしましょう。
長い主語の後に打つ
「育成年代のサッカー選手に多く見られる怪我は成長痛です。」
「育成年代のサッカー選手に多く見られる怪我は、成長痛です。」
接続詞・副詞・時間表現の後に打つ
接続詞:「そして、しかし、また」
副詞:「ときどき、もっと」
時間表現:「昨日、当時」
「そして、サッカーが誕生しました。」
「そして、サッカーが誕生しました。」
文と文を分けるところに打つ
「私はイタリア旅行を提案し友人はスペイン旅行を提案しました。」
「私はイタリア旅行を提案し、友人はスペイン旅行を提案しました。」
意味が分からなくなるところに打つ
漢字、ひらがなが続くと、意味が分かりにくくなる場所に打ちます。
「今日本で注目度が高いサッカー選手は〇〇です。」
「今、日本で注目が高いサッカー選手は〇〇です。」
「ここではやっているプロテインバーです。」
「ここで、はやっているプロテインバーです。」
意味が変わってしまうところに打つ
読点を打つ場所を間違えると、文の意味が変わってしまうことがあります。
的確な場所に打つようにしましょう。
「私は窓の外を眺めながら泣いている彼女を心配しました。」
・「私は、窓の外を眺めながら泣いている彼女を心配しました。」
・「私は窓の外を眺めながら、泣いている彼女を心配しました。」
3.主語と述語は近づける
主語(誰が・何が)と述語(~する)が離れていると、読み手が「主語は何?」と混乱してしまいます。
主語と述語はできるだけ近くに置くようにしましょう。
「当店の○○餃子が、先日開催された餃子フェス2020で、餃子の神様と称される○○氏から、五つ星の評価をいただきました。」
「先日開催された餃子フェス2020で、当店の○○餃子が五つ星の評価をいただきました。審査員は餃子の神様と称される○○氏です。」
4.主語と述語のねじれに注意
主語と述語が正しく対応していない「ねじれ文」に注意しましょう。
一文が長い場合に発生しやすく、主語と述語が離れているときに起こりがちです。
「歯周病の原因は、歯周ポケットに溜まった歯周病菌によって歯茎に炎症が起きることです。」
・「歯周病の原因は、歯周ポケットに溜まった歯周病菌です。これにより歯茎に炎症が起こります。」
5. 修飾語と被修飾語を近づける
修飾語とは、他の文節を詳しく説明している語句のことです。説明される文節を被修飾語といいます。修飾語は被修飾語の直前に持ってくるのが基本です。
「可能な限り、弊社ではお客様に不快感を与えないようスムーズな提供をしています。」
・「弊社では、お客様に不快感を与えないよう、可能な限りスムーズな提供をしています。」
・「弊社では、可能な限りお客様に不快感を与えないよう、スムーズな提供をしています。」
NG例では、「可能な限り」が何を指しているのか不明です。
修飾語と被修飾語が離れていると、意味が変わってしまうため注意しましょう。
6.必要な主語を省略しない
日本語は主語を省略したほうが、すっきりと分かりやすくなるケースが多くあります。ただし、次に続く文の主語が変わる場合は省略してはいけません。
「お子様も一緒に来店いただいてもゆっくり過ごせるよう、保育士によるキッズルームをご用意しています。また、安心していただけるよう目が届く場所に設置しています。」
「お子様も一緒に来店いただいてもゆっくり過ごせるよう、保育士によるキッズルームをご用意しています。また、お子さまに安心していただけるよう、お母さまの様子が見える場所に設置しています。」
7.まわりくどい表現をしない
まわりくどい表現とは、「~という」「~すること」「~するもの」です。
語尾に2つの動詞が重なっている場合も、くどい印象になるので注意しましょう。
「100m走を1秒速くするということが可能になります。」
・「100m走を1秒速くすることが可能です。」
・「100m走を1秒速くできます。」
「先輩に確認を行います。」
「先輩に確認します。」
8.曖昧な表現をさける
曖昧な表現とは、読者がいろいろな意味で受け取れる言葉や言い回しです。
「店長のアイデンティティを感じる」
・「生活を便利にするという、店長のこだわりが込められている」
・「店長のアイデンティティがある。例えば○○だ。」
読者が迷わずに内容を理解できるように、表現を工夫しましょう。
9.変化のある語尾にする
同じ語尾が3回以上続くと、リズム感が悪くなったり単調な印象になったりします。
たとえば、「~ます。〇〇ます。△△ます」など。
改善策としては、「です」「ました」「体言止め」など同じ語句が3つならば内容に意識することです。
10.接続詞は多用しない
「しかし、または、そして、なお、」といった接続詞は、文と文のつながりを良くしてくれます。
ただし、頻繁に使いすぎると、しつこい印象を持たれてしまいます。
使わなくても意味が通じる場合は、削除しましょう。
「営業で大事なのは、メリットを先に述べることです。なぜなら、ツァイガルニク効果により最初に相手を緊張状態にすることが必要だからです。つまり、相手が知りたいのは、どんな課題を解決できるか。したがって、メリットを最初に伝えることが大切です。」
「営業で大事なのは、メリットを先に述べることです。ツァイガルニク効果により最初に相手を緊張状態にすることが必要だからです。相手が知りたいのは、どんな課題を解決できるか。したがって、メリットを最初に伝えることが大切です。」
本記事のまとめ
いかがだったでしょうか。
本記事では「STEP.2」について、紹介しました。
- 良い文章とは、「読みやすい」「わかりやすい」「信頼を持てる」文章
- 良い文書を知ることで、自分の文章の改善に繋げられる
- 表現力が劇的に良くなる10のコツを習得する
Yosshy
次回は、「STEP.3:書いた文章を推敲する」を紹介します。